FPSをやるなら必ず習得しなければならないレレレ撃ち。FPSでもヘッドショットワンパンで敵を倒せるゲームであればレレレ撃ちは必ずしも必要ありませんが、APEX Legendsのように敵の体力が多いゲームであれば近距離の撃ち合いにおいて、レレレ撃ちができるかどうかで勝率が大きく変わってきます。
レレレ撃ちを練習しているけれど今ひとつ上手くできないと悩んでいる人も多いと思います。私もそうでした。
本記事ではレレレ撃ちの基礎から練習方法、そして応用までをしっかりと解説していきます。解説の通りに順を追って練習すれば初心者の人でもレレレ撃ちがマスターできます。是非最後までお付き合いくださいね。
目次
そもそもレレレ撃ちとは
レレレ撃ちとは天才バカボンに登場するレレレのおじさんの動き方を取り入れた射撃方法です。左右に動きながらホウキをはいて「お出かけですか?レレレのレ~♪」と言うあれです。レレレのおじさんを知らない人はググってくださいね。
レレレ撃ちがなぜ必要なのかというと、被弾を少なくするためです。その場に立って射撃を行うと敵に弾を当てやすくなりますが、同時に自分も敵からみれば動かない的に見えています。あっという間にダウンを取られてしまうことでしょう。そこで左右に動きながら射撃をすることによって敵の弾を避けながら攻撃をすることができます。もちろん自分も動きながら攻撃するので敵に弾を当てるのはとても難しくなります。
基本的に撃ち合いの際は遮蔽物の側で戦うのがセオリーです。しかし、遮蔽物のない場所で敵と撃ち合うことになった際にはレレレ撃ちをしながら弾を避ける必要があるのです。
レレレ撃ちに適した武器
本格的にレレレ撃ちを練習するには武器を決めてしまいましょう。ADS時でも移動速度が速いSMGがオススメです。
SMGには
- R99
- ボルト
- プラウラー
- オルタネーター
の4種類がありますが、プラウラーはバーストのみなので初心者のレレレの練習には不向き、オルタネーターはケアパケ武器なので拾う機会が少ない。R99よりは反動の少ないボルトで練習するのが最も適していると思います。
あとは単発武器のウィングマンも練習しやすい武器だと思います。ウィングマンの弾を撃つ間隔がちょうどレレレの切り返しのリズムに合っており、レレレのテンポを掴むのに最適です。
武器を決めたらまずは射撃訓練場で練習開始です。
レレレ撃ちの練習(射撃訓練場)
射撃訓練場では動かないダミー人形に対してレレレ撃ちの練習を行います。
ADSしながら左に動きながら右スティックは右へ、右に動きながら右スティックは左へ操作しながらレティクルをダミー人形に合わせ続けます。まずは射撃をせずにレティクルを合わせ続けることができるようにしましょう。
エイムアシストの話
コントローラーでプレイするのであればエイムアシストの恩恵を受けることができます。
ADSしながらダミー人形を狙ってレレレ撃ちの動きをすると右スティックで操作しなくてもダミー人形を捉え続けようと視点が少し動くのが分かると思います。特に左右の切り返しの際は繊細なスティック操作が必要な部分ですが、エイムアシストによりターゲットを追従しようと視点が自動で動き始めます。
体半分くらいの移動距離であれば左右に動いても自動でターゲットを捉え続けると思いますがレレレ撃ちの際はそれ以上動かないといけないのでズレてくるエイムを右スティックで合わせにいきます。
動き始めた視点を右スティック操作で追従するような意識で操作すると左右の切り返しの際にガバッとエイムがズレることがなくなります。エイムアシストの動きにあとからスティックで合わせていくイメージです。
エイムアシストは感度設定により強めたり、弱めたりできますが、強めすぎるとダウンした敵にまでエイムが合うようになりデメリットも大きいため、あまりオススメはしません。
レレレ撃ちの移動距離
左右に動くレレレ撃ちですが、動く距離が短すぎると敵の弾を避ける効果が半減します。長すぎると動きを読まれて弾を当てられてしまいます。理想的なのは今現在の位置から左右に体1つ分は移動することです。
レレレしながらの射撃(リコイル制御)
レレレ撃ちが難しいのは左右の視点移動に加えて射撃時のリコイルも行わないといけないからです。右スティックで左右の視点移動をやりながらリコイルのために下方向にもスティックを入力しなければなりません。ボルトであれば下方向に入れるだけでOKですし、R99であれば最初だけ下方向であとは入力しない、など武器ごとのリコイルパターンも覚えておくとより弾が当たりますのでまずは武器を決めてリコイルパターンも把握した上でレレレ撃ちの練習を行いましょう。
いや、本当にやることが多すぎて大変ですね。でも体で覚えていくしかありません。
実戦でレレレ撃ちをしてみよう
射撃訓練場でダミー人形をレレレ撃ちで1マガジンで倒すことができるようになったらカジュアルマッチでレレレ撃ちを試してみましょう。
最初はまともに弾を当てることができないと思います。それは敵も動いているからですね。
射撃訓練場でどんなに練習しても実際には敵が動きます。敵もレレレ撃ちをしながら攻撃してくることがほとんどです。実戦でレレレ撃ちを試してみて、それだけでは通用しないということを学びましょう。大丈夫です。レレレ撃ちの基本はできていますので次のステップに進みましょう。
レレレ撃ちの練習 (Apex Aim Trainer)
射撃訓練場で練習し、ダミー人形に対してレレレ撃ちをしながら弾を当てることができるようになったら次のステップは動いている敵に対してレレレ撃ちをする練習を行います。
フレンドと一緒に練習するのであれば、射撃訓練場でフレンドリーファイヤーをオンにすれば実践さながらの練習が可能です。
一緒に練習するフレンドがいない場合や、一人で黙々と練習したい人向けに私がオススメするのはエイム練習ソフトApex Aim Trainerを使った練習です。
Apex Aim Trainerではbotにレレレ撃ちの動きをさせることができ、レレレの動きも左右ランダムにさせたり、しゃがみやジャンプもさせることができます。武器はボルトを選択します。
最初のうちは左右のランダムの動きだけをしっかりと練習しましょう。大事なのは自分もレレレ撃ちをしながら行うことです。
最初の内はbotに弾を当てることに意識しすぎて自分自身がレレレの動きができていないことがほとんどです。自分自身のレレレ撃ちの練習であることを忘れないようにしましょう。
この際にADSしながらbotに照準を合わせ続けることができるように感度の設定をしておきましょう。
参考までに私が練習している時の感度を乗せておきます。スコープの感度を上げることで右スティックだけで合わせやすくなります。

まずは一心不乱にbot撃ちを行なって下さい。
どうでしょう?
おそらく最初はランダムのレレレの動きに弾を当て続けることができないと思います。
やり続けることで指が慣れてきて少しずつ弾が当たるようになります。更に当て続けるためにはレレレの左右の切り返しを予想することが重要です。
左右の切り返しのタイミングを狙うには
では左右の切り返しのタイミングを狙うにはどうすれば良いのでしょうか?
botが切り返したのを見てから反応するとエイムがかなりずれてしまいます。感度を高めに設定しておけば切り返しをみてから合わせに行くことも可能ですが、そもそも高感度は初心者には制御が難しく、勢い余ってエイムがかなりバタついてしまいます。
私はどうやったら切り返しのタイミングを合わせることができるのかを試行錯誤し、新しい練習法を考えました。照準の見方を変える方法です。
私見 照準器メソッド
まず1倍サイトの照準器を装着します。
botのレレレ撃ちを行いますがレティクルの中心の点をbotに合わせ続けようとするのではなく、botが照準器の左右の枠の中に収まるように意識してみてください。中心の1点に集中するよりもbot全体の動きがわかりやすくなると思います。

botが切り返しそうなタイミング、切り返し始めの動きに反応することが可能になります。これは1カ所を集中して見るのではなく、bot全体を見ることでその動きがわかりやすくなるからです。
また完全にエイムが合っていなくても近いところに弾をばら撒くことになるのでbotの動きによってはかなり弾をあてることが可能です。
この方法は完全に私の私見ですが、私自身、この方法で練習してレレレ撃ちをしてくる敵に対するレレレ撃ちがかなり出来る様になりました。
屈伸レレレ撃ち
通常のレレレ撃ちができるようになったら、切り返しのタイミングで屈伸をするようにしましょう。
これが屈伸レレレ撃ちです。左右の移動に加えて上下方向にも動くことでヘッドラインを下げて被弾を減らす効果があります。
注意点としては屈伸を小刻みにやりすぎないということです。しゃがみボタンを連打してしまうとヘッドラインが下がりきらないうちに立ち上がることになり、あまり意味がありません。
左端まで動いたら屈伸しながら右に移動して立ち上がり、また屈伸しながら左に移動することをくりかえします。∞の形に動くことを意識しましょう。
一般的にしゃがむことで弾の収束率が上がるので適度にしゃがみをいれることで弾も当たりやすくなります。
あとは実戦あるのみ
本記事で紹介した練習法で屈伸レレレ撃ちまでをじっくりと練習してみてください。ある程度弾が当たるようになったら実戦で通用するか試してみましょう。Apex Aim Trainerではbotに射撃をさせるモードもありますがこちらがダウンするわけではないので本当に弾よけできているかはやはり実戦で確かめるのが1番です。
大切なのはレレレ撃ちをしなければならない状況はなるべく避ける立ち回りが1番です。撃ち合いの基本は遮蔽物を使うことから始まるからです。遮蔽物がない場所での戦いや、敵に詰める時のインファイトではレレレ撃ちは勝率を上げてくれる手段として身につけておくべき技術です。
撃ち合いについてはこちらにも解説しています。
焦らずにじっくりと練習していきましょう。
私でもできるようになりましたので大丈夫です。時間をかけてじっくりと身につけていきましょう。